Kawasaki, Japan
Kawasaki Ward, Shiohama, 3 Chome−13
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浄土宗の高僧・徳本上人(17581818)は、諸国を巡って庶民に極楽浄土を唱え、各地に念仏講(徳本講)を誕生させた。信者は生き仏と崇め、信仰を形で表すため、独特の丸い書体で「南無阿弥陀仏」と刻んだ六字名号碑を建立した。 「川崎の町名」に拠ると、 この辺り(入江崎公園)付近は工場用地として埋め立てられる以前の昭和初期までは、観音川と塩浜川が出会う河口で、北ノ先と呼ばれていた地であったそうです。 ここは海上で漁をしていた漁師が漁網にかかった大師像を船から陸に引き上げた所と云われ、現在塩浜二丁目の北ノ崎児童公園にその地名が残っています。 その北ノ先の突端海中に文化13年に建立されたのが「徳本上人碑」で、 江戸時代末期に遊行の僧として諸国を歩いた徳本上人が各地に念仏講と念仏碑を残し、独特の書体と花押の碑は「トッコン様」と呼ばれて、川崎市内にも六基存在する中、最大のものがこちらの場所にある石碑になるそうです。 この北ノ先と言う特異な場所に碑が建立された理由は、よく舟が難破して溺死体があがったことから、供養のために上人が巡錫の折に碑を建てたとされています。
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昔の海岸線の岬に立っていた塔です。 今は埋め立てられて内陸にあります。
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