松源寺淵

Moli Lizhi

松源寺淵は松源寺の松がよく見えたというのでこの名前がついたといわれていますが、その名のとおり松源寺に面している淵だからだと思います。きっと、、 ここは水深が深くて、毎年死者が出た場所だったようです。 人々はそれを河童の仕業として、気を付けるようにしたのかもしれません。 こんな言い伝えがあります。 ある時、松源寺の和尚様が水死者のためにお経をあげていました。 すると、どこからか徳利を抱えた小僧さんが来て和尚様からすこし離れて神妙に座ったそうです。 しかし、和尚様がお経を読み上げたころにはいつの間にかその小僧さんはいなくなっていたそうです。 小僧さんがいた場所は水でぬれていたので和尚様はあの小僧さんを河童だと悟ったそうです。 河童は何のために来たのかは不明です。 和尚様と一緒に供養にきたのか、わかりません。 しかし、和尚様に近づかなかったのは手にしていた鐘のおかげだと思いました。 それから、河童は鉄が苦手だから松源寺淵に行くときは河童に淵へ引き込まれないように鉄製のものを懐に入れるようにと言われてきたそうです。 いまいち、これで人々が水の事故に注意するようになるかと疑問のある話だけれど、、、この淵の風景を見て理解しました。 仙台市街が「すぐそこ」と思えないくらいに緑の多い場所です。仙台市はここを公園として整備したようでベンチなどがあります。 しかし、だれも使っておらず、草むらに埋もれていました。 きっと、「一人で松源寺淵へ行ってはいけないよ」という意味ではないかなあ。、

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