Uji, Japan
Isedacho, Unnamed Road
N/A
巨椋池は、東西4km、南北3km、周囲は16kmもある湖といってもいいくらいの大きさで、甲子園球場で例えると、約200個分もありました。 宇治川、桂川、木津川の三川が合流し、山崎の天王山と、石清水八幡宮のある、男山に挟まれた狭い地形のため、水の流れが悪かったためにできたといわれています。 歴史は古く、万葉集にも「巨椋の入江とよむなり 射目人(いめひと)の伏見が田居に雁わたるらし」と詠まれています。 巨椋池にはヨシが茂り、魚や貝が豊富に採れるすばらしい漁場であり、渡り鳥なども数多く飛来しました。 植物も、天然記念物のムジナモをはじめとした、この池固有の水生植物も数多く存在しましたが、なかでももっとも人気呼んだのは蓮でした。 また晩秋には狩猟もさかんに行われました。 大正一四年(1925年)9月25日の日出新聞によると、十一月一日から鴨やシギ、鷭(ばん)、くひな(くいな)など、種類ごとに順番に解禁日が設定され、鳥だけでなく鹿や猪も狩猟の対象でした。また解禁日には数百人のハンターが訪れたようです。 このように当時の巨椋池は大勢の人たちの訪れる観光地であり、自然豊かな場所だったようです。
like
Deli
The best companies in the category 'Deli'